僕が所属しているゲーム開発サークルで砂漠を舞台にしたサウンドノベルを開発することになった。
背景や人物を3Dモデルでグリグリ動かすサウンドノベルだ。
3Dモデルをグリグリ動かす習作として短編のサウンドノベルを作ろう! ってことで決まったのだ。
舞台を砂漠にしたのは3Dモデルが用意しやすい、かつ殺風景でも問題ないからだ。(砂漠にはオブジェクトがないからな)
それでいて砂漠はエキゾチックな雰囲気がとても魅力的だし、良い舞台だと思う。
習作にしては割と良いアイデアだとご満悦だったが、一つ問題がある。
僕は砂漠について全然なにも知らない。全く、何も。
本がどこにもない!
早速Wikipediaで砂漠について調べてみると、結構詳しい情報が載っていた。
いわく砂漠は可能性に満ちているという。
広い土地を利用した農産業や太陽熱を利用した発電産業、眠っている鉱床の開発などなど。
砂漠は死の土地ではなく、人類にとって地球に残された最後の開拓地だ。
へー、砂漠って凄いんだなー。
もっと詳しく知りたかったので関連書籍を探ってみると良さそうな本が見つかった。
「世界の砂漠ーその自然・文化・人間ー」という本だ。
図書館にあったので、目次を読みつつさらっと中身を読んでみると欲しい情報が載っていた。
物語を作る上で舞台となる砂漠の自然環境が知りたかったし、登場人物を設定するうえで砂漠に住む人の文化や歴史も知りたかった。
それらが広く網羅されていたので、これは購入するしかないな! と息巻いたのだが、札幌のどの書店にも在庫がなかった。
欲しい情報が載っていて、なおかつ価格も安い。最高の本だ。是非手元に置いておき、開発中は何度も読み返したかった。
結局札幌の書店には置いてなかったので、Amazonで注文して通販することにした。
あーあ。今すぐ欲しかったのにな。
僕はAmazonは好きじゃない。というか通販全般があまり好きじゃない。
欲しいものは当日中にすぐに手に入れたいからだ。
砂漠の資料だって3連休の間に読んでおきたかったのだ。
北海道に住んでるおかげでAmazonで買った物なんて3連休明けにしか手に入らない。
それじゃ遅いんだよぅ!!
東京なら当日便を使えるんだろうけどもねー。
だから僕は極力Amazonを使いたくないのだけれど、結局街の書店には欲しい本がないことが多い。
仕方ないのでAmazonを使うしかない。
リアル書店、不便だなー。
結局、今日のところは「図説砂漠と人間の歴史」が在庫あったので、その本を購入した。
この本も世界各地のあらゆる砂漠の自然環境や歴史、芸術、文化を網羅しており、なおかつ美麗なカラー写真がいっぱい載っているので最高だ。
情報がみちみち詰まっている。
そのうえ、砂漠に住んでいる人たちの厳しい現実が率直に書かれている。
この情報は嬉しかった。
なんとなくふわふわしたイメージではなく、そこに暮らしている人たちがリアルに抱えている厳しい問題を知ることで、より脳内に現実として砂漠をイメージできた。
良い本ほど電子書籍化しないね
こういう良い本ほど、電子書籍化してくれない。
漫画を除く電子書籍の多くがゴミだもんなー。
大きな本棚がパンパンなので、あんまり紙の本を書いたくないんです。置く場所ないんです。
どうか電子書籍化オナシャス!