Stream Avatars というソフトウェアがある。
生放送のコメントを読んで、可愛いキャラクターを画面にゴチャゴチャ表示する楽しげなソフトウェアである。
ただ残念なことに Stream Avatars はニコニコ生放送に対応していない。
なので頑張って Stream Avatars っぽいソフトウェアを作ってみた。
ダウンロードはニコ生2Dキャストのページの先頭部分からできる。
やります!アンコちゃんと連携して動くので、コメントビューアにやります!アンコちゃんを使ってる人向けです。
以下は開発した時の苦労話なんかを書いときます。興味あったら読んでみそ。
開発経緯
Steamを漁っていたら Stream Avatars という面白そうなソフトウェアを見つけた。
配信のコメントを取得してアバターを表示するという。
画面がわちゃわちゃして楽しそうだ。僕もニコ生で使ってみたい!
だが海外製のソフトウェアなので、ほぼ日本国内のユーザーしかいないニコニコ生放送に対応しているわけがなかった。
仕方ない、自分で似たようなソフトウェアを作るしかない。そう決意して開発を進めた。
アンコちゃんとの連携どうやんの?
ニコ生のAPIを叩くのは嫌だったので、コメントビューアからコメント情報を貰うことにした。
僕は普段「やります!アンコちゃん」を使っているので、アンコちゃんからコメント情報を貰おう。
そうだ! アンコちゃんのプラグインを作って、そのプラグインを通して本体のソフトウェアにコメント情報を送ろう!
ところで、アンコちゃんのプラグインってどうやって作るの?
公式Wikiには古い情報が少しあるだけで、サンプルもどこからダウンロードできるのか分からない。
あまりに情報が少ない!! アンコちゃんのプラグイン開発者はどうやって開発してるんだろ。
仕方ないので、まだ情報が多い Niconama Comment Viewer と連携しようかと思っていた矢先に、以下の記事を見つけた。
ここで紹介されているアンコちゃんのプラグイン「anko2unity」を使えばTCPプロトコルでコメント情報をやり取りできる!!
ナイスプラグインだ。しかもソースコードが公開されている。
(ライセンスを確認したらCC0だという回答を頂いた)
これでアンコちゃんとの連携は簡単に実装できた。
キャラクターを動かす
画像をコマゴマ動かすのにはDXライブラリを使うことにした。
Unityを使っても良かったのだけど、大げさな気がしたので。どうせWindowsでしか動かさないし。
DXライブラリはシンプルなゲーム開発ライブラリなので、自由にやりたいことができる。
キャラクターを動かしたりするのは比較的簡単だった。
データベースの管理や、コメント情報を貰ったらデータを更新したりという地味な作業が一番つらかった。
動作確認じゃー!!
大手のニコニコ生放送の枠に接続して動作確認をすると、コメントが多いので画面中にキャラクターが表示されワチャワチャ動いている。
おー、これだよ!! これ!!
これがやりたかったんだよ!!
たっぷり動作確認をした後、自分で生放送をしてフォロワーに自慢することにした。
おらー! 見やがれ!!
2人しかいない。絶望的な過疎枠である。
しかもそのうち一人のタモリというユーザーは僕の自作自演だ。寂しい。
過疎が明確にビジュアル化されるので、過疎枠ではニコ生2Dキャストは使わない方がいい。
まぁ数少ないフォロワーから「ジャンプできるように」とか「キャラクターを任意に変更したい」とか「波動拳撃ちたい」とかの要望があったので、生放送しながらリアルタイムに実装しました。
その点は良かったです。
というわけで、楽しいソフトウェアなので皆も使ってみよう!!