カメラを止めるな! をようやく見てきました。面白すぎてパンフレットまで買っちゃいましたよ。
このパンフレット、かなり詳しく書かれているんで買ってよかったです。
というわけで、感想を書いていきたいと思います。
ネタバレありで書くので未見の人は気をつけてください。
伊集院光が好きなんですが、ラジオでカメラを止めるな!が面白いって褒めてたんですよ。
それを聞いて絶対見るぞ! と思ってたんですけど、その時は僕が住んでいる北海道札幌市では上映してなかったんです。
聞いたら低予算映画だっていうじゃないですか。これ北海道まで来ねーな、レンタルまで待つしかないか! と思ってたら、まぁ流行りに流行ったおかげで札幌でも上映するって言うじゃないですか。
ありがたいですよね。それで早速見に行ったら満席で見れないの。僕が思っている以上に話題の映画だったみたいです。
それでようやく今日見ることができたので、ネタバレありで感想を書いていこうと。もう公開から時間経ってますし、いいでしょ。
ネタバレないほうが面白いと思うんで、未見の人はこの先読まないほうがいいです。
騙された
伊集院さんが前情報入れないで見たほうがいいとは言ってたんですけど、Twitterやってるとどうしても少しは入ってきちゃうんですよ。
で写真や何かを見るとゾンビ映画らしいと。低予算のゾンビ映画。皆、好きだなー! ゾンビ。僕も好きだけど。
くわえて監督の発言として
無名の役者だから展開が読めない。広瀬すずだったら生き残るってわかるよね
っていうのが流れてきて、はー完全にゾンビ映画じゃねぇか。誰が生き残るかって映画なわけね! ハイハイ!!
僕は低予算ホラー映画大好きだし見に行くかー!
で、実際に見てみたわけですよ。あの衝撃ったらないですよね。
完全に騙されましたよ。どんでん返しがある的なことは知ってたんですけど、てっきりホラー映画としてのどんでん返しかと思ってたんです。
まさかの展開ですよ。
映画館の雰囲気が良かった
隣に高校生くらいの真面目そうな少年が座っていたんですが、37分ごろでエンディングロールが流れたときに何度も腕時計を見直してました。
あぁこのコは本当に何も知らないで見に来たから「え? もう終わりなの?」と思ってるんだろうなと。
僕は一応37分から先が面白い! みたいな前情報は持ってたし、そもそも上映時間が96分だって知ってましたからね。
すぐ隣で狼狽している少年を見て、少し心がほっこりしました。
第2幕に入ると、誰かが声を漏らしはじめたんです。わかります。我慢できないですよね。
映画館で声を出すのはマナー違反だと思うんで、僕も最初は我慢してたんですけど、そのうち映画館中で声が漏れはじめたので僕も我慢をやめました。
あんな和やかな空気で映画館で映画を見たのははじめてです。
皆、声を出していいんだーって雰囲気で、一体となって見れました。
何が言いたいかって、それくらい面白かったってことですよ。マナー違反とか皆気にしないくらい。つい声が漏れちゃうレベルの面白さ。
パンフレット買ってよかった
パンフレットは完全ネタバレ仕様なんで、絶対に鑑賞後に読んだほうがいいんですけど。
パンフレット、かなり詳しく情報が載っていて面白かったです。800円以上の価値があるな、と。
それに脚本が載ってるんですよ。嬉しいですね。ソフト化されるまでは何度も読み直そう。
映画のパンフレット、映画によって出来不出来があると思いますが、カメラを止めるな! のパンフレットは良かったです。
面白いよ。
伏線消化が気持ち良い
第1幕を見ているとかなり不自然な違和感を覚えるところがあるんですよ。
なんかここ気まずいな、とか。カメラワークどうなってんだよ、とか。演技下手すぎるだろ、とか。
低予算映画だし、こんなもんかなーと思ってました。
それらがすべて伏線だとは思わないじゃないですか! かぁー!! 騙されましたよ。
華麗な伏線展開です。気持ち良い!!
やっぱダイ・ハードとかもそうですけど伏線が綺麗に回収されるのって、すごい快感ですよね。
ダルい展開がない
第2幕が始まった時、僕は正直不安を覚えたんですよ。
くっだらねーヒューマンドラマが始まる気配がしたんです。しかも割とありがちな。
色々なことを諦めた中年男性がもう一度情熱と家族愛を取り戻す! みたいなの。
くっそくだらないし、何百回も見た展開じゃないですか。もういいって、その手の展開は!!
女性向けラブロマンスで恋人が死ぬのと同じくらいどうでもいいって!!
と思ったんですが、ヒューマンドラマはサラリと流して第3幕が始まったんで良かったです。
低予算映画でもビッグバジェットでも、くだらないヒューマンドラマで尺を稼ぐのは本当嫌いなので、最高に良かったです。
結果
やっぱり勿体なくてあんまりネタバレ書けなかった。
もう少し冷静になってから、もう一度感想を書くかもしれませんね!
分からないけど。
とにかく最高に面白い映画でした。
評価されている邦画って退屈でくっそくだらないのが多いですが(個人の感想です)真っ当にエンターテイメントしてて最高。
正直文学的だったり芸術的な映画、僕は逃げだと思ってますから。
低予算の邦画でエンターテイメントと真っ向勝負してる。最高です。
見てよかった。