僕は漫画が描けない

ブログの記事を書き始めてから何とか絞り出して大体30記事くらい書いた。

特に目標はなかった。あえていえば記事を書くことが目標で、30記事は第一到達点だった。

このブログは特にコンセプトがないので、30記事を書けた時点で人気のある記事をメインコンテンツに据えようと思ったのだ。

アクセス解析の結果、人気のあるコンテンツはブログでもなんでもなく、僕が描いた漫画だった。

頑張って30記事もブログを書いたが、過去に描いた漫画のほうがアクセスが良かった。

そうかそうか漫画を描けばいいのか。

描ければいいね。

漫画ってどうやって描くんですか?

僕は幼少時から漫画を描いて過ごしてきた。

僕の漫画の道筋については、前に漫画化したのでそれを読んで欲しい。

しかわの漫画道

まぁとにかく小さい頃から漫画を描いてきたわけだ。

今でも別に漫画を描くのをやめたわけじゃなく年に1~2回は描いてる。

それも無理やりひねり出して描いている。

僕は忙しいから漫画を描いてないわけじゃない。僕は漫画が描けないから描いてないだけだ。

確かにあの頃、彼らは僕の中にいた

僕は割と最近までイマジナリーフレンドがいた。

漫画を描く時は彼らのことを描けばよかったので、何も考えずに漫画が描けた。

しかしいつからだろうか。気づくと彼らは僕の脳内から消えていた。

いや原因は分かっている。

丁度メンタルブレイクして抗うつ剤や抗不安薬を飲み始めた頃に彼らはいなくなってしまった。

イマジナリーフレンドは僕の不安定な精神に住み着いていた仮初の住人だったのだ。

メンタルが安定した結果、彼らは僕の中からいなくなってしまった。

今は精神は安定しているが、結果的に漫画は描けなくなってしまった。

青春時代にイジメを受けてくれたアイツ、やたらと調子にのってはしゃぎまわるアイツ、乙女のように純情なアイツもいない。

今ではそれらが統合されて、僕という一つの精神に統合されてしまったのだ。

幼少期には妖精として僕の脳内に住んでいた3人の人格も最早いない。

それが割と最近のことで2016年のことだ。

妖精の消えた世界で僕は一人孤独に生きている。

あーなんて寂しいんだろう。

それでも漫画を描いていこう

継続的に漫画を描けなくなった今は年に何回か同人イベントで読み切り漫画を発表することだけが僕の目標だ。

年末にはファミコンを題材にした読み切り漫画を発表するつもりで準備中。

今ではプロットを作りネームを切らないと漫画を描けなくなってしまった。

なんてこったい。

たまに今でも漫画を描いてくれとか言ってくれる人がいるけど、僕はもうコンスタントに適当な漫画を描くことができないのだ。

特に乙女のイマジナリーフレンドが消えたのが大きい。彼女はラブコメ担当だったから。

あと躁鬱がなくなったのも大きい。

躁鬱に任せて描いていた部分も大きいから、凪のような安定した精神状態では何も産み出せない。

あー本当精神って面倒くさい。

 

どうか頭の中の妖精さんたちよ。戻ってきてくれないか。

でもあいつら戻ってくると精神が不安定になるんだよな。

逆か。

精神が不安定だからあいつらがいるのか。

うーん。

精神は安定していてほしい。

やっぱ帰ってこなくていいわ、妖精さん。

地震の時本当に必要だったもの

僕は北海道札幌市に住んでいるので、今回の北海道胆振東部地震は本当に怖かった。

停電もしたし断水もした。1週間経った今でも時々小さな地震が来るので、怖くて眠れない。

まだまだ予断を許さない状況なので、今回の経験を踏まえて地震の時に本当に必要だったものを書き残しておこうと思う。

まとめ

  • 飲料水を備蓄しておこう
  • トイレ用の水も備蓄しておこう
  • 防寒具を用意しておこう
  • 照明を用意しておこう
  • 暇つぶしも大事だ
  • 事前に避難先を抑えておこう
  • 持ち出し袋はあるといい

飲料水が不足しがちなので備蓄しておこう

普段から結構な量の水分を摂っているので辛かったのは飲料水が足りないことだった。

水道は出ないわ、お店は開いてないわ、自動販売機も死んでるわで飲料水がないのだ。

実際、人間はあまり食べなくても生きていけるが水分不足は死に直結する。水分は大事だ。

幸いにも今回は近所の店が地震直後に開店してくれたので、コカ・コーラを買ってなんとかなった。

水やお茶は早々に売り切れてコカ・コーラがたくさん残っていた。

カロリーも摂れるし水分も摂れるからコカ・コーラ最高だった。

おかげで腹も空かずに2日間はコカ・コーラだけで乗り切れた。

今回のことで飲料水を備蓄しておくべきだと思った。

世の中には長期保存が効く備蓄用の水が売っているのだ。

1日2リットルを飲むとして、1人あたり20リットルくらい備蓄しておけば十分だろう。この現代日本、10日もあれば助けが来る。

なお、普段は1日2リットルも水を飲む必要はない。食事に水分が含まれているからだ。

携帯用浄水器などがあれば最終手段として便利かもしれない。

しかし浄水器では微生物や細菌は殺せないので、本当に最終手段として用いるのが良いだろう。

断水時はトイレを流せないので水を溜めておこう

いくら非常時とはいえ、トイレはしたくなるもんだ。

水洗トイレは基本的に水が止まっている時は流せないので、お風呂などに水を溜めておくとトイレを流すのに便利だ。

僕は近所の公園が断水していなかったので、近所の公園でトイレしていた。よかった。

シャワー派の人も浴槽の栓を閉めてシャワーを浴びれば溜まるだろう。あくまでトイレを流すだけだから、垢まみれの水でも問題ない。

あとはまぁ近所の目が許すならペットボトルに水を入れて道路に並べておく方法がある。

あれって猫よけじゃなくて、非常時のために水を溜めていたのかもしれないな。

水がない場合はトイレじゃないところで排泄して、新聞紙や雑誌で包むなりしてゴミ袋に入れておこう。

下手にトイレで排泄すると後の始末が大変だぞ。

防寒具が必要

9月とはいえ夜は結構寒い。僕はTシャツ一枚で公園に避難したが、夜になると結構寒かった。

落ち着いた頃に家に戻ってダウンジャケットを引っ張り出して、また公園に避難した。

取り出しやすいところに防寒具が一着あると良いだろう。

僕の場合、避難中に小雨が振ってきて最悪だったが、撥水ダウンジャケットだったので事なきを得た。

できれば防寒具には雨具としての機能も欲しいところだ。

照明が欲しい

停電しているというのにも関わらず構わず自動車を走らせる馬鹿がたくさんいた。本当に死んで頂きたい。

真っ暗な街を信号機もないのに車がビュンビュン走り回っている。明らかに危ない。

照明はそういう馬鹿に歩行者がいることを教えるためにも必要だ。

今回は照明がなかったので暗いまま歩いていたが、意外と夜はそんなに暗くないので歩き回るくらいなら余裕だった。

(当時は雲がなかったので夜でも明るかった)

これは個人の視力にもよるだろうから、照明はあったほうがいいのは間違いないだろう。

暇つぶしが必要だ

公園で避難している時にやることがなくて暇だった。

暇なのは良くない。何もしないでいると、どんどん不安がやってきて心が摩耗していく。

たまたま数日前にブックオフで小説を買っていたので、小説を読んで過ごした。

その他にもノートとペンがあったので日記を書いたり絵を描いたり遺書を書いたりして暇をつぶせた。よかった。

スマホは情報を仕入れたり緊急連絡に使うから、暇つぶしに使うべきではない。

となると何らかの暇つぶしは用意しておくべきだろう。

何もやることがないと本当にしんどい。

面白いらしいけど読んだことがない小説でも持ち出し袋に何冊か入れておくと良い。

あと死ぬ前には是非手記を残して欲しいので、ノートとペンは必須だろう。暇つぶしに手記を書いて過ごそう。

情報は事前に用意しておこう

今回はスマホの充電が早々に切れた。おまけにラジオも持っていない。

情報はほとんど入ってこない。

しかし事前に避難先は分かっていたし災害マップも読んでいたので、自分の避難先が安全なことは知っていた。

避難先の小学校や役所には防災無線が装備されているから、最低限の情報は避難先で手に入る。

スマホやラジオで本当に必要な情報を手に入れるのは難しい。

事前に必要な情報は予習しておくのが良いだろう。

とはいえスマホやラジオが不要というわけではないので、モバイルバッテリーを準備しておいたり、持ち出し袋にラジオを入れておくのは悪いことではない。

「防災マップ」「ハザードマップ」「地震マップ」などという名前で各自治体が発表しているはずだ。

自分の住んでいるところのマップは頭に入れておくか、持ち出し袋に入れておこう。

持ち出し袋は必要

市販の持ち出し袋が3千円~1万円で売っているので、それを買って玄関などに置いておくと良い。

僕は持ち出し袋を用意していなかったが、たまたま去年入院した時の入院セットがあったので、それを持って避難した。

入院セットにはお菓子や下着、カトラリー、洗面具、紐、はさみ、ジュース、小説、ノート、ペンなどが入っていたので助かった。

考えてみれば入院セットも持ち出し袋も似たようなもんだ。

たまたま去年入院していて入院セットがあったから良いようなものの、入院セットがなかったら不安だっただろう。

実際、2日くらいしか避難してないので、大して役に立ったわけではないが、あるだけで安心できる。

暇つぶしの項にも書いたが、不安は大敵だ。あいつはじわじわと心を殺しに来る。

安心を買うものだと思って持ち出し袋があると良い。

 

 

色々書いたけど、すごく基本的なことばかりだ。

何を当たり前のことを!

まぁ僕より頭の良い人が防災情報をまとめたりしてるんだから、当然といえば当然だな。

 

個人的に、何より大事なのは「暇つぶし」だと思う。

避難している間、ずっと不安で死にそうだった。被災しているというのにメンタルやられて動けないとか最悪だ。

なんとか現実逃避して心を平静に保てたのは、暇つぶしの小説のおかげだろう。

市販の持ち出し袋には暇つぶしの道具が入っていない。

なにか入れておこう。

平時でも非常時でも暇つぶしをして明るく過ごすのはとっても大事なことだ。

平静じゃないとパニックになったり心が折れたりして、より状況が悪くなる。

別に非常時でも楽しく過ごしたって良い。

楽しく暇をつぶそう。

2人で遊ぶと楽しいファミコンゲーム

年末に札幌で行われるレトロゲームをテーマにした同人イベント「ゲームトレジャー」に参加しようと考えています。

そのイベントで出す本は「アラサー女性と小学生男子が2人で楽しくファミコンを遊ぶ」ってな内容を予定しています。

おねショタ好きじゃけぇ。

まぁそれのアイデア出しってわけじゃないんですけど、今回は2人で遊ぶと楽しいファミコンゲームを紹介していきます。

 

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山で恐竜に会った日

僕は23歳の頃、新入社員として就職した会社を辞めて実家に戻っていたことがあった。

半年くらい僕は完全にニートだった。

実家にひきこもりRPGツクール2000でひたすら遊んでいたら母親が

「たまには外に出なさい」

と言ってきた。

とはいえ僕の実家は北海道の片田舎、出かけると言っても山しかない。

仕方ないので山に行くことにした。

 

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目玉焼きは両面焼きに限る

はじめて教わった料理は目玉焼きだった。

熱したフライパンに油をしいて卵を割り入れ、少し白身に火を通したところでお水を少し入れる。フライパンに蓋をして蒸し焼きにする。

焼き上がったら塩コショウをしてお皿に盛って完成だ。

それからは目玉焼きはその方法で作っていた。

美味しかったし特に不満も感じていなかった。

そう、あのアニメを見るまでは。

 

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